chrisです。
試合での1場面・・・・
野手から
「ピッチャー楽に楽に!」
「打たれてもいいから!」
「8分で!8分で!」
そんなもん分かってるわ!!!!!!
って話ですよね笑
気持ち良くわかります。
そして試合後、次はもう少し力を抜いて
投げよう・・・
でもそれがなかなかできない。
わかります。
ですが8分で投げると言う事は
力を抜くという意味ではないですよ。
考え方、力の入れる方法が違うのです。
試合で力まない為には
今回はこの投手の力みについて解説していきます。
この力みに対しての本質を知り
理解し実践すればあなたは一気に
生まれ変わったようなピッチングが
できるようになるでしょう。
逆に知らなければ間違った力の抜き方、
もしくは力み続ける信頼感の無い投手と
なってしまいます。
調子が良い時は良い、
悪い時は四球連発の炎上、
投げてみないと結果は
わからない投手にならない
為にしっかり確認してくださいね。
現に、あなたは感じているかも知れません。
「キャッチボールではシュッと投げれる」
「マウンドの傾斜はいらない」
キャッチボールは傾斜もないですし、
緊張感もない、なんなら対戦相手もいないので
気持ちよく投げれるのは当たり前です。
力みと言うのは、打たれたくない!
良いピッチングをしたい!
打たれない速い球を投げたい!
そうしないと打たれてしまう。
そうなれば監督、コーチの
評価が下がってしまう。
といった気持ちの影響が大きいです。
その為、
8分で投げると力が入って
いないみたいで打たれるのではないか?
それは間違いであり冒頭でも伝えましたが
力を抜く=軽く投げる
ではないのです。
では、力みがでる原因とは。
根本的な理由、状況とはなんなのでしょう?
ピッチングで力んでしまう理由とは
それは顔の動きです。
バキバキに力んで投げる投手と言うのは
絶対に投げる瞬間に下を一瞬向いています。

この投法はプロ野球にも多少いますが
そういうプロ選手の場合は力の入れ方を
知っているので話は全く変わってきます。
何故、投げるタイミングで下をむくのは力む
原因なのか。
それは投げた瞬間に下を向いてしまえば、
顔をあげたはタイミングで丁度
キャッチャーミットにボールが
収まっている状況です。
そうするといかがでしょうか?
投げた側は自分の球が単純に
自分の球が速いと勘違いしてしまいます。
要は錯覚を起こしている状況です。
では、
顔を常に前に向け、
ミットから目を
離さず投げましょう。
と言う話なのですが、

そうなると投げた側からすると
ミットに入るまで自分の球の軌道が
常に見えている為、上記よりも
球が走っていない(遅い?)と
感じてしまうのです。
それも完全な錯覚です。
顔を下に向けると言う事は、
首を振ってしまっています。
首を振ると言う事は無駄に
リリース以外に
力が入っている=力みです。
顔を振らなければ無駄に力は
100%は入りません。
キャッチボールで力感なく【シュッ】と
投げるイメージです。
キャッチボールでは良い球がいく
気持ち良く投げれていますよね?
ただブルペンや試合になると
キャッチボールの軽い気持ちから
戦闘モードに切り替わり
それが力みに変わってしまう。
キャッチボールの感覚で
ブルペンや試合で実践すると
逆に力が入っていない?と
思うので最初はしっくり
来ないかも知れませんし、
自分の球が遅く感じる
かもしれません。
ですがキャッチボールなどで相手に
「今くらいが最高!」と言われた事は
ありませんか?
それがそう言う事です。
思い切り投げた方が自分では
速い球が言ってると思っているけど
周りの評価は軽く投げてる方が
なぜか良い球だと言われる。
でもそれがわからない。
納得できない。
このギャップは力んで投げてしまう。
炎上してしまう投手の共通点です。
球速アップする為の近道
キャッチボールの感覚。
試合でそのままするのです。
それが試合でできない理由が、
「打たれたくない、
その為には思い切り投げないと」
と思うが故の首振り現象なのです。
それが力みの根源。
力をリリースだけに集中すれば、
球にスピンがかかりキレが出ます。
そして肝心なスピードガン表示は
変わりません。
むしろ速いです。
この首振りが解消されて、
投げた試合のスピードを聞いた際は
「え?あれでそんなに出てるの?」
「軽く投げてるつもりやったけど…」
となります。
これ理想です!!
しかしこれはいきなりブルペンの
ピッチング練習からできる事ではないです。
そもそも力む事が力を入れるいう事を
体が間違って覚えてしまっているので。
その為、
キャッチボールから顔を残して
投げる事はもちろんの事。
しっかり遠投をする事が必要です。
遠投も遠くへ投げるのが基本ですが
しっかりフォームを意識して低い起動で
力のある球を全力で投げてください。
その際、
球の起動は最初から最後まで見続ける。
遠投も顔を振らない!
と言う事です。
そのように遠投に取り組めば指先の
感覚も養われ、リリース時の力の
入れが分かります。
それが分かれば更に球にキレが出ます。
球にキレが出れば力んで思い切り
投げなくても打者は速いと感じます。
要は投手として
初速ではなく終速をあげる事を意識しましょう。
そうすれば、力んで力んでその日の自分の
調子次第のピッチングではなくなり、
野手から、テンポ、四球が多いことから出る
「ピッチャー楽に楽に!」
「打たれてもいいから!」
「8分で!8分で!」
は一切なくなるでしょう!
この力まない為の、考え方、体の使い方は
言葉だけではイメージするのは簡単ですが
実際取り組めば感覚そのモノ(良い方向に)
を変える作業ですのでいきなりはしっくり
来ないかもしれません。
ですが必ずできるようになりますし、
できるようになればピッチングが
明らかに変わります。
僕も元々、
力むタイプの3番手投手から
これを取り入れて意識した事で
プロに行けるまでになったので
間違いないですし必ず結果は出ます!
頑張りましょう!
ちなみに、余談ですが杉内投手は力まない為、
リリースだけに力を集中させる為に試合中は腕を
上げながら「めんどくせ〜」「めんどくせ〜」と
自身に暗示をかけていたようです。
理由は
力まない為に。
気合が入っても極力平常心
キャッチボールの感覚で
投げる事ができるように。

ですのでギッタンバッタンではない
流れるようなフォームで投げる事が
できていたのです。
それだけ力むと言うのは
必要ないという事です。
意識して頑張ってくださいね!
では、
今回はこの辺で!
今回は力まない為の考え方、
改善法について
解説させていただきました。
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