今回の直接指導のご依頼は
中学2年生の現役ボーイズリーガー。
現状は上手く思い通りに投げる事ができず
試合でもまだ投げさせてもらえない。
ピッチングを上達させて試合で
投げて活躍したい!
そして高校でも野球がしたい!
と言った志を持ったS.O君との
指導レポートです。

現状の悩み
- 上手くボールに力が伝わらない
- 気持ちよく投げれない
- 球速が上がらない
- コントロールが付かない
この4点が大きな彼が
感じている問題でした。
まずは最初にキャッチボールから。
率直な意見から言うと、
まずテイクバックで後ろに引きすぎて
トップが定まっていない。
そして右肩がかなり開いてしまっている。
要はテイクバックを引きすぎるが故に
体重移動時に間に合って来ない。
その為、右肩を開いて調節する。
これは上手く投げれない投手あるある
なのですが開いた方が投げやすいから
それを良しとして開いて投げてしまう。

それでは力もはいりませんし、
それ以前にトップが遠すぎる為、
体の力がたまに伝わらない。
伝えられない。
と言う状況でありました。
彼には改善として
テイクバックと右肩の開きを
抑える事が必要となります。
また右腕も上手く使えていないので
遠心力を利用できていない。
それを改善する事で上手く叩いて
投げれるようになるのではないかと。
そう言うお話をした上で
フォームの矯正指導に移りました。
主な指導
彼に関してはトップが
下がってしまっていると言うより
上手く体に巻きつける事ができない。
そう言う彼にはまず体の近くで
腕を回せるように。
そして右腕を利用して投げれるように
5つのドリルの実施とそれに合わせた
体の使い方をお伝えさせていただきました。
彼に行ったドリルは以下の5項目です。
※これを行う事で投手として必要な
後ろ小さく前大きくと言った動きを
身につけます。
※この方法で頭の近くを腕が
通る感覚を養います。
※②で行った動きを継続したまま
股関節に体重が乗る動作を取り入れ
下半身と連動する感覚を養います。
※②、③の動きに応用を加えて
実際に足をあげて体全体を使って体の近くを
腕が回る、通る感覚を覚えていきます。
※最後は実際に投げる
(セットポジション)を作り、
今までの動きを行います。
後はそのドリルで体が覚えた感覚を
実際のフォームに取り入れていきます。
そうすればテイクバック、トップ位置、
体の開きは抑える事ができ腕が触れる
ようになって来る。
彼にはこの5項目のドリルが合って
いるのではないかと考えての実践です。
もちろん投手によっての改善部分で
他のドリルが必要な投手もいます。
それは一概の誰でも彼でも言える
事ではありません。
僕がこのブログでも何度かお話して
いるように投手にはそれぞれ骨格の違い、
タイプの違いがありますので全員
統一で同じ指導と言うわけにはいきません。
その為、その投手に合った
指導が必要となります。
今回彼はこの5つが合っている。
そう経験から感じた。
ですのでこの動画の通りやらせても
合う合わないはもちろんありますので
その辺は注意してくださいね!
では、指導後です。
フォーム解析、指導後
5つのドリル、それに合わせた
フォーム矯正を行い一時間で
かなりの変化が出てきました!
見てわかるように右腕が
使えるようになり、そして
体の近くを腕が通るように
良い変化が現れました。
こうする事で手首が立って
今まで上に放り投げていたのが
体の前で強く叩けるようになってきます。

しかし一旦投げ方は綺麗になりましたが
まだ彼は出力不足は否めません。
これからは今の投げ方を継続しつつも
筋出力を上げるドリルや方法を使い、
トレーニングも平行しながら指導して
いきたいと思います。
そうすれば1、2ヶ月後には強い球、
過去が嘘のような球を投げる事が
できるのではないかと思います。
その可能性は十分にあります。
S.O君頑張ろう!
まだまだこれからだ!
まとめ
今回は中学2年生ボーイズリーグ所属の
現役投手に指導レポートをさせていただきました。
腕が間に合わない、
体が開く、開いた方が投げやすい
感覚と言うのは投手あるあるであり
実際投げやすくても打者からは見やすく
実際問題球に力が伝わりません。
現状強い球を投げれないのであれば
原因を考え、開き、腕が間に合わないと言った
状況であれば修正することをオススメします。
修正する方法はいくらでもありますよ!
では、今回はこの辺で!
またご質問などございましたらご遠慮なく
下記からご連絡くださいね!
chrisベースボールアカデミーを開校しました。
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