指導者をしていたら自ら率先して
練習に取り組む選手。
言われないとできない選手と
2手に別れる事が分かるかと思います。
指導者の希望としては、
チームを強くするというミッションが
あるので主体性を持って率先して
言われなくても自ら練習に取り組んで
レベルアップしてほしい。
そういう気持ちになるのは仕方がない事です。

本心からの『目標』を見つけ出す
選手たちの自主性と主体性を引き出すには、
『どんな自分になりたいのか?』
『何を実現したいと思っているのか?』を
引き出す事が大切です。
本人さえも気づいていない漠然とした思いを
明確にしていく為に、ある10個の質問を
使う事で、心の中にあるものを整理する事ができます。
この質問を使う事で、子供達が自分の
目標を見つけていく事に非常に役立ちます。

目に見えない自分の
現在地点(自己認識)を明確にしながら、
『本当はどうなりたいのか?』
『何を実現したいのか?』
そしてその先に、
『手にしたいものは何なのか?』を探ります。
内面の欲求から自分が何を求めているのかに
気がつくと、自分から行動せずにはいられなく
なるのです。
人は他人から与えられた目標では、
頑張る事ができないものです。
でも、日常生活の中では、
自分が本当に求めている目標には
気がつかない事もあります。
漠然と目標だと思っていたものが、
実は強く望んでいなかったという事もあります。
これではモチベーションは上がりません。
一人ひとりが、自分が心から本当に
実現したい目標を見つける為に、
この10個の質問が役に立つという訳です。
選手の主体性を引き出す10個の質問
『なりたい自分』の先にあるものを見つける。
- ①今の自分はどんな自分?
例:レギュラーになかなか慣れない
- ②自分の強みや良いところは?
例:野球が好き
- ③自分の弱みや改善したいところは?
例:メンタルが弱い
- ④何でも叶うとしたらどんな自分になりたいか?
例:自信を持ってプレーする自分
- ⑤何でも叶うとしたら何を実現したいか?
例:レギュラーになって活躍する
- ⑥本当に手に入れたいものは何か?
例:自信、信頼
- ⑦それを手に入れる為にした方が良い事は?
例:自分が決めた事は必ずやる
- ⑧それを手に入れる為にしてはいけない事は?
例:練習の手を抜く
- ⑨それを手に入れる為の最初の一歩は何か?
例:今日の練習で誰よりも集中する
- ⑩最初の一歩はいつ行動に移すのか?
例:今日
というように10個順を追って
質問に回答していく事で自分の
本心が見え、自分が求める事、
そして目標、その為には何を自分から
行動し取り組まないといけないのかが
選手自信がわかってきます。
例えばプロ野球選手という最終的な
目標が出てきてらそれには今日から
誰よりも主体的に集中して練習しないと
いけない。
それがわかった選手は強い。
それを気づかせて上げるのは指導者として
大切な仕事の一つです。

なりたい自分になる方法を見つける
『なりたい自分』の
イメージを次々と広げていく。
目標が明確になり、主体性も出てきて
練習に打ち込んでいる。
その目標(どんな自分)に近く為に
具体的な短期的な目標と手段を
具体的に見つけ出す方法に
『ウェビング』と呼ばれるものがあります。
そのやり方は、紙を用意してその
真ん中に『なりたい自分』と書き丸で囲み
そこから頭の中に浮かんできたアイデアを
書き出して丸で囲んで線で繋いで行きます。
出てきた言葉からインスパイアされて
どんどんアイデアが出てきますが、
アイデアが出てこなくなったら、
『なりたい自分』に戻り、
他にどのような自分になりたかったのかを
思い出して、そこからまた出てくるアイデアを
どんどん書き出したら、関連性のある所を
線で繋いだり、丸で囲んだりしながら、
考えを整理していきます。

この手法を使うと、漠然としていたものが
一つ一つの具体的なアイデアとして出てくる
だけでなく、方向性を持ったものとして
整理する事ができます。
同じように、紙の真ん中に自分の課題を
書いてスタートすれば、課題を解消する為の、
手法を具体的なアイデアとして導き出して
いく事ができます。
例えば、
『打率を上げる為に何ができるか?』
『レギュラーになり活躍できる自分になる為に』
と具体的に課題を書いて、
自由に書き出していくのです。
真ん中に書く内容が何であれ、
自分の中にあるアイデアがどんどん見える
形になっていきます。
ウェビングでアイデアを引き出し、整理する
ここまでお伝えしたウェビングについて
詳しい実施方法をお伝えします。
【ウェビングの実施方法】
- ①紙の真ん中に『なりたい自分』と書いて丸で囲む
- ②そこから浮かんできたアイデアを書き出し、線で繋いでいく
- ③他にも『なりたい自分』を思い出して、そこから出てくるアイデアを書き出す
- ④紙いっぱい書き出したら、関連性のあるところを線で繋いだり、囲んだりしてみる
- ⑤紙を眺めて、『なりたい自分』に近く為にはどうすれば良いか考える

『なりたい自分はどのような自分か?』
『その為に何をすれば良いのか?』
それが具体的になれば、自ら行動したい
気持ちになります。
主体的な目標こそ勝利に繋がるのです。
まとめ
今回は選手が主体的に動き練習に
取り組めるようになる為の10個の
質問。
そしてその為には何をすべきなのかを
自分自身が理解する為のウェビングを
お伝えさせていただきました。
選手自身の目標が明確になる為にも
是非取り組んでくださいね!
もしご質問、ご意見などございましたら
下記からご遠慮なくご連絡くださいね!
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