指導者として選手達を指導する中で
外的コントロールをしてしまっては
主体性は育ちません。
支援型アプローチによって、
やる気が高まり信頼関係も深まるのです。
外的コントロール?
支援型アプローチ?
どう言う事なのか?
この記事では選手の主体性を
芽生えさせやる気を高める効果的な
メンタル手法について解説していきます。
選手の主体性を育てる

相手を思い通りに動かそうとして、
ガミガミ言ったり、文句を言ったり、
責めたり、批判したり、脅したり、
罰したり、褒美でつるような事を
『外的コントロール』と言います。
相手が早く言う事を聞いてくれそうな
気がするので、これらの手法は使われる
事が多いのですが、自分から動いてる
訳ではない為、誰も見ていない所では
その行動は続きません。
本当の意味での主体性は育たない。
と言う事です。
外的コントロールを続けていくと、
選手との信頼関係は壊れていきます。
選手達が自分から動くためには、
動きたくなるような働きがけが
必要となります。
本人達にとって価値のある未来の映像を
詳細に描けるような言葉がけをする
必要があると言う事です。
『どう言う結果を手にしたいのか?』
『自分はどのようになりたいのか?』
選手達が本当に望んでる目標が
具体的に描けた時に、実現したい
気持ちが高まり、自ら動き出します。
夢の実現を支援するように、
信頼して、話をよく聞いて、
必要な時には助言をして、
時には勇気付けていく働きかけが
大切となります。
これが『支援型アプローチ』と言います。
これにより、やる気が高まるだけでなく
信頼関係も深まっていきます。


選手を怒ってはいけないとは違う
良くこう言う話をすると
『怒ってはいけないのか?』
と言う議論となります。
支援型アプローチは怒ってはいけない
と言っている訳ではありません。
選手を正しい道に導くには
時には怒ってあげる事も必要です。
怒るではありません。
怒ってあげる。
ここに大きな違いがあります。

外的コントロールの観点で怒ると、
自身の感情で怒ってしまう。
要は頭ごなしに叱る。
支援型アプローチで怒ってあげると、
何故これがいけないのか、
何故それが必要なのか。
その具体的な怒っている理由を
相手に伝える事ができるので
相手の理解度も大きく変わります。
また普段から支援型アプローチで
選手し接していれば、あなたが
怒った事に対しても信頼関係が
できているので素直に聞き入れるでしょう。
『普段から外的コントロールを行っていて
選手を叱った時の選手の感情』
✔️ あいつマジだるい
✔️ 意味わからんし
✔️ 鬱陶しいわ
✔️ 自分でやってみろや
こう言ったあなたに対して
攻撃的な感情を持ってしまいます。
逆に
『支援型アプローチを普段から行い
選手を叱った時の選手の感情』
✔️ 自分の為に言ってくれたのかな?
✔️ あの人に怒られたら仕方ない
✔️ 素直にすいません
✔️ 怒られたって事は期待されてる?
このように怒られた事に関しても
自身の為だと思う事ができるのです。
要は指導者と言うのは
言い方を変えれば教育者です。
それは相手(選手達)を
教育しないといけない。
教育者が頭ごなしに感情で
怒っていては選手からすると
鬱陶しい存在でしかないのです。
常にチームを全国や良い高校、
良い大学に排出できているのであれば
それはそれですが、そうでなければ
その教育は間違っている。
選手との信頼関係が薄いがゆえに
チームとしての結果にも結び付かない
と言う最悪の悪循環にも繋がってしまいます。
そうなった時には選手は
やる気をなくす一方です。

その為、
支援型アプローチを意識した中で
選手の為に、選手がわかるように
叱ってあげる事も非常に大切です。
まとめ
今回は
外的コントロールと支援型アプローチに
ついて解説させていただきました。
その2つの違いは指導する中で
非常に大切ですしこれからの時代は
もっともっと意識が必要となります。
我々は厳しい中で育った。
寮に帰ればシゴキ、正座、雑用。
この当たり前はこれからの時代
当たり前ではなくなってきます。
通用しない。
それを選手達に話しても武勇伝化してしまう。
これからの時代の選手達には
支援型アプローチを意識する事が
選手の成長、チームのレベルアップ
に欠かせない要素かもしれません。
選手にやらせるのではなく、
自ら行動(練習)する主体性を
育てる。
これが今後に指導の鍵に
なるのではないでしょうか。
今回はこの辺で!
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